アジア転職のリアル

【現地採用はやめとけ?負け組?】後悔しないための現実と覚悟

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駐在との違い、リスク、そして自由の価値──迷うあなたに伝えたい「現地採用の本音」

駐在ではなく、現地採用で働くのは、実際どうなのか?そんな疑問はアジア転職を考え始めると、必ずこの疑問にぶつかります

記事を書いた人
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SNSでは「現地採用は負け組」「悲惨だ」「やめとけ」という声を目にします。

一方で「自由な働き方」「人生が変わった」という体験談も流れてきます。

どちらが本当なのでしょうか。

答えは「両方とも正しい」です。

アメリカ・中国で現地採用を13年経験した立場から言えば、現地採用には明確な6つの後悔パターンがあり、同時に駐在では得られない3つの価値があります

ただし、ひとつ重要な前提があります。

「あなたが独身か、家族持ちか」で、現地採用の景色は全く違うということです。

同じ年収でも、独身なら自由が増え、家族持ちなら生活設計が難しくなる。

この記事では両方の視点を整理します。

最後に「後悔しないための4軸チェックリスト」と、タイ現地採用求人サイトThaiSCOUTの実データ248件を集計した「求人レンジの実態」、そして公式情報による「職種別年収レンジ」も載せました。

読み終わった後、自分の現在地が見えるはずです。

この記事を読んでいただきたい人
・ 駐在ではなく、現地採用を検討している30代40代
・ 給与や将来性に不安があるが、自由な働き方を現実的に考えたい人
・ 海外で「自分のペースで働く」可能性をフラットに探している人
この記事でわかること
・ 現地採用の「自由」と「覚悟」を分けて理解する具体的な視点
・ 日本の年収7割でも「自由に使えるお金」を増やせる設計
・ キャリア・生活・人間関係の3軸で後悔を防ぐチェックリスト
結論
・ 現地採用は「自由」と引き換えに「覚悟」を要する働き方
・ 「自由に使えるお金」「先に決める」「リスクを見える化」の3点で後悔を避けられる
ニオ
ニオ
海外転職経験者
Profile
日本・米国・中国の現地企業で働き、海外駐在と現地採用あわせて13年。英語に自信がない30代40代でも、タイ・ベトナムの現地採用を「応募できる形」まで進めるための“準備の順番”を発信しています。好きな言葉は “Always inspired”。
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現地採用「後悔の6パターン」

現地採用で「後悔した」と語る人には、共通するパターンがあります。

13年現地採用を続けてきた立場から見えてきた、最も多い6つの後悔を整理します。

年収は日本の7割になる

現地採用の年収は、日本での給与水準の約7割になる、というのが一般的な認識です。

ただし、実際の求人市場を確認すると、もう少し具体的な姿が見えてきます。

タイ現地採用の求人サイトThaiSCOUTの公開求人データ(2026年5月時点・タイ国内勤務地に絞った248件)を集計すると、年収レンジは以下の分布です。

ThaiSCOUT求人データ248件の年収分布(2026年5月時点)
年収60〜80万バーツ 81件・32.7%
月収換算:50K〜67Kバーツ
年収80〜100万バーツ 70件・28.2%
月収換算:67K〜83Kバーツ
年収100〜120万バーツ 41件・16.5%
月収換算:83K〜100Kバーツ
年収120〜140万バーツ 37件・14.9%
月収換算:100K〜117Kバーツ
年収140〜160万バーツ 14件・5.6%
月収換算:117K〜133Kバーツ
年収160〜180万バーツ 5件・2.0%
月収換算:133K〜150Kバーツ
※筆者がThaiSCOUTのタイ国内勤務求人を2026年5月に手動集計(合計248件)。求人状況は時期により変動します。

求人ボリュームゾーンは月収67K〜100Kバーツ(約27〜40万円)

これが現地採用の現実的なレンジです。

日本で年収500万円だった人がタイで現地採用された場合、月給6万7千〜10万バーツ(約27〜40万円・2026年5月時点)が求人市場の中心レンジになります。

新卒・第二新卒は5万バーツ前後からスタートし、30歳前後で標準的なスキルなら7万〜10万バーツが現実的な目安。

IT・金融・特殊技能などの専門性が高い職種では、月収10万バーツ以上のオファーも実在します(求人全体の約23%)。

タイにおける外国人の最低月給は5万バーツと法律で定められています。

ThaiSCOUT公式情報による職種別月収レンジ(バーツ)
5万 10万 15万 20万 25万 30万
事務・総務 5〜8万
営業セールス 6〜10万
技術者 8〜15万
コンサル・士業 8〜20万
生産管理・工場長 10〜20万
現地社長/責任者候補 10〜30万
※出典:ThaiSCOUT公式サイト(https://thaiscout.jp/)。求人の90%以上が「タイ⇔日本ビジネス」関連求人。

注目すべきは、ThaiSCOUTの求人の90%以上が「タイ⇔日本ビジネス」関連であること。

日系企業のタイ現地法人で、日本人ならではの強み(日本語・日タイビジネス経験)を活かせる求人が中心です。

また、ハイクラス・高年収の非公開求人も多く存在し、年収1,000万円以上のオファーが実在することも公式に明示されています。

これは限定的なケースですが、「現地採用=年収7割で終わり」とは限らないことを示す事実です。

30代後半〜40代で管理職経験と専門性を持つ人にとって、現地社長候補・新規事業責任者などのポジションは、日本以上の年収を得る可能性を残しています。

ここで重要なのは、日本円換算で給与を見る癖を捨てることです。

現地で生活する限り、生活費もバーツ建てになります。

バーツで給与を受け取り、バーツで生活する。日本円との比較は意味を持ちません。

ただし、為替の影響は無視できません。

タイバーツは過去20年で日本円に対して約70%上昇しました。

現地で生活しながら将来日本に送金・帰国する場合、実質的な利益を得るケースもあります。

②「負け組」と感じる駐在員との待遇差

SNSで「現地採用は負け組」と言われる本当の理由は、駐在員との待遇差を毎日見ることにあります。

同じオフィスで同じ仕事をしているのに、駐在員には住宅手当が付きます。

子供の教育手当も付きます。

帰国便も会社が用意します。

家族帯同手当もあります。

現地採用には、これらが一切ありません。

数字で比較すると、駐在員と現地採用の年収差は2〜3倍になることもあります。

同じ職場で同じ業務を担当していても、です。

この差を「不公平」と感じるか、「役割が違うから当然」と受け入れるか。

ここで気持ちが折れる人が「負け組」を口にします。

「悲惨」なキャリアパスの曖昧さ

「現地採用は悲惨」と言われる根本原因は、キャリアパスの曖昧さです。

日系企業のタイ現地法人では、社長・部長クラスの多くを日本本社からの駐在員が占めています。

現地採用がどれだけ成果を出しても、その上には常に駐在員がいる構造です。

実例の確認方法があります。

入社前にLinkedInで「会社名 + Bangkok」で検索し、現地採用の日本人がどの役職で働いているかを確認してください。

「現地採用日本人がマネージャー以上で働いている」会社と「現地採用日本人がスタッフ職にとどまっている」会社では、登用文化に明確な差があります。

入社前に聞くべき質問はひとつ。

「現地採用で管理職になった日本人はいますか?」YESの実例がゼロの会社で、3年待っても昇格は厳しいのが現実です。

④生活と人間関係の孤立

文化、言語、習慣の違いによるストレスは、想像以上に大きいです。

役所の手続きひとつとっても、日本のようにスムーズには進みません。

タクシー運転手との些細な誤解からトラブルになる場面もあります。

言葉の壁にぶつかり、コミュニケーションが取れずに歯がゆい思いをする経験は、誰もが通る道です。

駐在員と異なり、現地採用は会社のサポートでコミュニティに入れる機会が少ない。

自力で友人を見つける必要があります。

同じ日系企業内でも、駐在員と現地採用の間には暗黙の壁があります。

情報共有の差、意思決定プロセスから外されること、社内イベントでの距離感。

これらが「居場所がない」という感覚を生みます。

緊急時のサポートも自分で備えるしかありません。

病気、事故、家族の問題。

日本のように頼れる人がいない状態で、誰に連絡するかを事前に決めておく必要があります。

⑤帰国できなくなる「片道切符」リスク

これが、最も語られない後悔パターンです。

現地採用は日本の雇用保険に加入していないため、帰国後に仕事がなくても失業保険は給付されません。

帰国後すぐに国民年金・国民健康保険に加入する手続きをするまで、無保険期間が発生します。

引越し費用は数十万円規模の自己負担になります。

海外在住のまま日本の賃貸契約をするのは、保証人・保証会社の関係で難易度が高い。

「帰国してから仕事を探そう」と考えると、これらすべてが同時に襲ってきます。

生活費2〜3ヶ月分を確保していないと、すぐに資金が尽きます。

「気づいたら、日本に帰る道が閉じていた」という後悔。

これが片道切符の本当の意味です。

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⑥家族持ち特有の苦悩(該当者のみ)

ここまでの5つは、独身・家族共通の後悔パターンです。

しかし家族持ちには、独身とは別次元の課題が出ます。

子供の教育費がまず大きな問題です。

バンコク日本人学校の学費は初年度だけでも100万円規模。

インターナショナルスクールはさらに高額で、年間200〜300万円になります。

配偶者のキャリアが止まる問題もあります。

タイのビザ制度では配偶者は原則就労不可。

日本でキャリアを積んできた配偶者にとって、これは大きな喪失です。

住居も家族向けの2ベッドルーム以上が必要になり、家賃は1.5万〜2.5万バーツに上がります。

スクンビット中心部の駐在員向け物件なら5万バーツ以上です。

親の介護で緊急帰国を迫られる問題も、40代以降で確実に発生します。

月収6万バーツの家族持ちの現実は、「生活はできるが、貯金はほぼ不可能」です。

独身なら成り立つ生活が、家族では成り立たない。

これが、家族持ちの現地採用が独身と全く違う景色を見る理由です。

現地採用にしかない3つの価値

ここまで読んで「やはり現地採用はやめておこう」と思った人もいるでしょう。

しかし、後悔パターンを知った上でも、なお現地採用を選ぶ価値があります。

13年の現地採用経験から、駐在員では絶対に得られなかった3つの価値を整理します。

1. 圧倒的な裁量と「個」が試される環境

現地採用は、駐在員の何倍もの裁量を持って働けます。

駐在員は本社の方針を現地に伝える役割が中心です。

重要な意思決定は本社で決まる。

現地での「自由な判断」は限定的です。

現場の最前線で、自分の幅広い視点や判断で動く場面が圧倒的に多い。

これは経歴として、その後のキャリア全体に効いてきます。

組織の歯車ではなく、一人のプロフェッショナルとして扱われる環境で身につくのは「自分で考え、自分で決める力」です。

これが、帰国後のキャリアでも武器になります。

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2. 年収7割の現実 ──独身か家族か、で全く違う

「年収7割」と聞くと、生活が苦しくなると考えがちです。

しかし、独身か家族持ちかで、その現実は大きく分かれます。

独身の場合:「自由に使える金」は増えることが多い

独身の現地採用なら、月収7割でも生活の自由度は上がります。

QOLを踏まえ支出額は個人差があります。


これらは生活設計の基準として考えてください。

①通勤時間の組み立て方が違う

オフィス街勤務(バンコク中心部のサービス業・コンサルなど)なら、BTS・MRTで通勤30分以内が標準です。製造業勤務の場合、職場は郊外の工業団地が中心になります。工業団地の近隣に住居を構えれば、通勤10〜20分で済みます。ただし、バンコク中心部から車で通うルートを選ぶと、渋滞で1〜2時間かかる路線もあります。

家賃の選択肢が広い

現地採用の独身なら、ワンルーム1万バーツ前後(約4万円)で普通に住めます。日本人街のスクンビットでも8,000〜15,000バーツ。郊外の工業団地エリアならさらに下がります。

③外食コストが下がる

屋台や食堂で1食60〜100バーツ(約250〜400円)。日本の半分以下です。

結果として、月収7万〜9万バーツの独身なら、家賃・食費・交通費を抑えれば、月1〜3万バーツの貯金も可能です。

最低レンジの月収5〜6万バーツでは、独身でも貯金は厳しい。

求人市場の中心である月収7万バーツ以上を狙うのが、生活設計の安定ラインです。

家族持ちの場合:「貯金はほぼ不可」が現実

ただし、家族持ちになると話が変わります。

子供の食費、教育費、医療費、日用品。

家族向けの広い住居も必要で、家賃は15,000〜25,000バーツに上がる。

食費も2万バーツを超えることが多い。

月収6万バーツ・家族3人の場合、「生活はできるが、貯金はほぼ不可能」が現実的な姿です。

体感では「日本で月25〜30万円の生活と余裕感はほぼ同じ」

家族持ちで現地採用を選ぶ場合、求人市場の上位ゾーンである月収10万バーツ以上(年収120万バーツ以上)、または配偶者の収入も含めた世帯収入での設計が現実的です。

求人サイトで「年収120万バーツ以上」のフィルターをかけて案件を確認することから始めるのが、家族設計の出発点です。

駐在員との決定的な差は「家賃手当」

ここで、駐在員との待遇差が大きく出ます。

駐在員は給与とは別に、家賃手当が支給されます。

家族向けの2ベッドルームで月3〜5万バーツ、高級物件なら10万バーツ以上の物件に住んでいます。

現地採用は、この家賃を給与の中から自分で払います。

同じオフィスで同じ仕事をしていても、住居の選択肢が全く違う。

これが現実です。

つまり「年収7割」の真実は、こうです。

独身なら月収7割でも生活の自由度は上がる。

家族持ちなら月収7割では生活はできるが、日本以上の余裕は生まれにくい

自分の家族構成と照らして判断する必要があります。

3. 多文化チームで得る「異文化対応力」

現地採用は、駐在員以上に現地スタッフとの距離が近い環境で働きます。

駐在員は「日本本社からの代表」という肩書きが先に立ちます。

現地スタッフからは一線引かれることが多い。

現地採用は違います。

現地スタッフと同じ目線で、同じ給与レンジで働く。

会議の進め方、意思決定のスピード、報連相の文化、すべてが日本とは違う環境に飛び込みます。

ここで身につくのは、教科書では学べない異文化対応力です。

「日本人の常識は通用しない」を肌で理解する経験は、帰国後のキャリアでも、別の国に移る時でも、生涯使える武器になります。

多様な国籍・文化・宗教の人々と働く中で、自分の凝り固まった価値観が揺さぶられる。

柔軟な発想力が養われる。

これは、日本にいてはなかなか得られない貴重な経験です。

後悔しない4つのチェックリスト

ここまで「後悔の6パターン」と「3つの価値」を見てきました。

最後に、後悔しない現地採用を選ぶための4つのチェックリストを示します。

これらは面接の段階から質問をする事が望まれます。

更に入社前と入社後、それぞれで確認すべき項目です。

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1. キャリア軸: 評価制度を入社前に確認

入社前に必ず確認すべき5項目(面接時に確認できれば尚更OK)
  1. 現地採用で管理職になった日本人がいるか
  2. 評価制度の透明性(誰が、何を基準に評価するか)
  3. 昇給の頻度と幅(年1回?年2回?)
  4. 駐在員と現地採用の給与テーブルは別か
  5. 現地採用から駐在員への切り替え事例はあるか

このうち1つでも回答が曖昧な会社は、3年後にも同じ状態にいる可能性が高い。

逆に5つすべてに明確な答えが返ってくる会社は、現地採用を「使い捨て」ではなく「戦力」として見ています。

2. 生活軸: 家賃25%ルール

生活が崩れる最大の原因は、家賃の支払いすぎです。

ルールはシンプル。

家賃は手取り月収の25%を上限にする。

月給10万バーツなら家賃は2.5万バーツが上限。

これを超えると、外食・娯楽・貯蓄のいずれかが圧迫されます。

決める順番も重要
  1. 上限を決める(手取りの25%)
  2. 地区を決める(通勤30分以内・病院30分以内)
  3. 物件を決める(築年数・設備・セキュリティ)

「物件から決める」と高すぎる選択肢に流されます。

「上限から決める」と現実的な選択ができます。

3. 人間関係軸: 駐在員との壁を超える

駐在員との人間関係を「壁」と感じるか、「使い分ける」と捉えるか。

ここで生活の質が大きく変わります。

避けるべきは、駐在員コミュニティだけに依存することです。

同じ日本人だけで集まると、待遇差が常に意識される。

おすすめは、現地スタッフとの関係を意識的に作ることです。

一緒にランチに行く、現地語の挨拶を覚える、現地の文化に興味を示す。

これだけで職場での居場所が変わります。

緊急時の連絡先も、駐在員ではなく現地スタッフに頼める関係を作っておく。

これが「孤立しない現地採用」の現実的な防衛策です。

4. 家族軸: 家族持ちは「世帯収入」で設計する

家族持ちで現地採用を選ぶ場合、独身とは別の4項目を必ず確認してください。

  1. 配偶者のビザ・就労
    タイ・ベトナムでは配偶者の就労は原則不可。配偶者のキャリアが止まることを受け入れられるか

  2. 子供の学校
    日本人学校(年間100万円)、インターナショナル(年間200万〜)、現地校から選ぶ。教育方針も含めて事前に話し合う

  3. 緊急時の医療
    子供の病気時、夜間救急に対応できる病院が30分以内にあるか。日本語対応の医療機関のリストを作る

  4. 世帯収入での設計
    単独で月収10万バーツ以上、または配偶者の貯蓄を含めた家計設計ができるか

家族持ちは、独身より準備の量が3倍になります。

それでも選ぶ価値があるかを、家族全員で話し合うことが出発点です。

よくある質問(FAQ)

30代40代の海外転職について、読者からよくいただく質問にお答えします。

Q1: 現地採用は本当に「負け組」ですか?

Q1: 現地採用は本当に「負け組」ですか?

「負け組」と感じるかどうかは、何と比較するかで決まります。駐在員と比較すれば負け組、日本で同じ仕事をしている人と比較すれば勝ち組のことが多い。比較対象を変えるだけで答えが変わります。

Q2: 年収が7割でも生活できますか?

Q2: 年収が7割でも生活できますか?

独身ならタイ・ベトナムで余裕を持って生活できます。家族持ちは「生活はできるが貯金は難しい」が現実。家族構成で答えが変わります。

Q3: 日本に帰れなくなるのは本当?

Q3: 日本に帰れなくなるのは本当?

「帰れなくなる」のではなく、「帰国の設計をしていないと選択肢が狭まる」が正確です。帰国転職を考えるなら、帰国の半年前から動き始めることが必須です。

Q4: 駐在員になれなかった人が選ぶ道?

Q4: 駐在員になれなかった人が選ぶ道?

そう考える人もいますが、現実は違います。駐在員のチャンスがあっても、自由を求めて現地採用を選ぶ人も多い。「駐在員になれない人の選択肢」と決めつけるのは古い見方です。

Q5: 何歳までに動くべきですか?

Q5: 何歳までに動くべきですか?

独身なら35歳まで、家族持ちなら30歳までに最初の現地採用を経験することを推奨します。40代でも可能ですが、ビザ取得・住居確保・人脈構築の難易度が上がります。

Q6: 家族持ちでも現地採用は可能?

Q6: 家族持ちでも現地採用は可能?

可能ですが、月収10万バーツ以上、または配偶者と世帯収入で設計することが現実的です。月収6万バーツの家族持ちは「生活はできるが貯金は不可能」が印象です。物価の高騰も考慮しながら子供の教育費・配偶者のキャリア・親の介護を、家族全員で話し合う必要があります。

Q7: 年収が日本より上がるケースはありますか?

Q7: 年収が日本より上がるケースはありますか?

職種や市場によっては、日本での年収を上回る事例も聞こえてきます。特に専門性の高い分野や、外資系企業などタイ・ベトナム以外の一部のアジア市場では、そうした例も見かけます。ThaiSCOUT公式情報でも、ハイクラスの非公開求人で年収1,000万円以上のオファーが存在することが明示されています。30代後半〜40代で管理職経験と高い専門性を持つ人なら、現地社長候補・新規事業責任者のポジションで、日本以上の年収を得る可能性も残されています。ただし、これらは限定的なケースであり、タイ・ベトナムの一般的な現地採用を検討する場合、日本の約7割を基準に生活設計するのが現実的です。

Q8: タイ現地採用の求人、実際の年収レンジは?

Q8: タイ現地採用の求人、実際の年収レンジは?

タイ現地採用求人サイトThaiSCOUTのタイ国内勤務求人248件を集計したデータ(2026年5月時点)では、以下の分布になっています。

  1. 年収60〜80万バーツ(月収50K〜67K): 81件・32.7%
  2. 年収80〜100万バーツ(月収67K〜83K): 70件・28.2%
  3. 年収100〜120万バーツ(月収83K〜100K): 41件・16.5%
  4. 年収120〜140万バーツ(月収100K〜117K): 37件・14.9%
  5. 年収140万バーツ以上(月収117K〜): 19件・7.6%

    「月収6万7千〜10万バーツ前後」が求人市場の中心ゾーン(全体の約61%)。月収10万バーツ以上の求人も約23%存在し、特定の職種・経験で実現可能なレンジです。職種別では、ThaiSCOUT公式情報によると以下のレンジです。

    ・営業セールス:6万〜10万バーツ
    ・技術者:8万〜15万バーツ
    ・生産管理・工場長:10万〜20万バーツ
    ・コンサル・士業:8万〜20万バーツ
    ・現地社長/責任者候補:10万〜30万バーツ


    具体的な数字は、職種・経験・業界によって変わります。求人サイトで自分の職種に絞って検索することから始めると、現実的なレンジが見えてきます。
タイ(バンコク)転職の出会いが広がるスカウト求人サイト

まとめ| 後悔しない現地採用の選び方

現地採用には、明確な6つの後悔パターンがあります。

  1. 年収7割、駐在員との待遇差
  2. キャリアパスの曖昧さ
  3. 生活と人間関係の孤立
  4. 片道切符のリスク
  5. 家族持ち特有の苦悩。

同時に、現地採用にしかない3つの価値があります。

  1. 圧倒的な裁量
  2. 独身なら増える自由な金
  3. 多文化チームで得る異文化対応力

ただし、現地採用の景色は独身か家族持ちかで全く違います。

独身なら自由が増える。

家族持ちは生活設計が難しくなる。

同じ年収、同じ会社でも、家族構成で答えが変わります。

求人市場の現実も知っておくべきです。

ThaiSCOUTのタイ国内求人248件のうち、月収6万7千〜10万バーツが中心ゾーン。

月収10万バーツ以上の求人も全体の約23%存在します。

さらに、公式情報ではハイクラス非公開求人で年収1,000万円以上のオファーも実在することが明示されており、専門性と経験次第で日本以上の年収を狙うことも不可能ではありません。

自分の職種で、現実的なレンジを確認することから始めてください。

入社前の確認、生活設計、人間関係構築、家族との対話。

4つのチェックリストで現状を確認してください。

「自由」は与えられるものではなく、自分でデザインをするものです。

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自分の力を信じて、挑戦を楽しもう!
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※本記事は、筆者の35年以上にわたる日本・米国・中国での実務経験をもとに執筆しています。

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