【海外駐在経験を活かす】30代40代の海外転職
エージェント・LinkedIn・直接スカウト | 3つのルートを並走する戦略
30代40代の海外転職、エージェントに登録したものの反応が薄い。 そんな経験はありませんか?

海外転職にはエージェント以外にもルートがあります。
この記事では3つのルートを整理しました。
LinkedInや業界内ネットワークも含めた使い分けを、エージェントを使わず業界内で動いた筆者の実例で書きます。
無料PDF(保存版)
英語が苦手でもアジア転職を進めるための「7ステージ転職ロードマップ」をPDFにまとめました。
noteで無料配布しています(保存用にどうぞ)
海外転職には3つのルートが同時に走っている

意外な事実をひとつ。
国内の転職データによると、転職エージェント経由の転職は全体のわずか5%。
最も多いのはハローワーク(約40%)、続いてリファラル=縁故(約25%)、転職サイト(約30%弱)です。 (NIKKEIリスキリング「40代転職には150社応募が必要?」)
つまり多くの人は、エージェント以外の手段で転職を決めています。
海外転職も例外ではありません。
実は海外転職には、3つのルートが同時に走っています。
| ルート | 主な接点 | 難易度 | 反応速度 |
|---|---|---|---|
| ① エージェント経由 | JAC、ThaiSCOUT等 | ★★ 始めやすい | 中 |
| ② LinkedIn・SNS経由 | 採用担当・ヘッドハンター | ★★★ 整備が前提 | 中〜遅 |
| ③ 業界内ネットワーク | 元同僚・取引先・駐在時代の人脈 | ★★★★ 時間が必要 | 速いが不定期 |
どれかひとつだけに賭けるのは危険です。
理由はシンプル。外部要因で1ルートが止まることがあるから。
筆者自身も、最終的に決まったルートは「業界内ネットワーク」でした。
ただし、その途中で外部要因が動いて、何度も話が変わりました。
ルート① 海外転職で最初に使うべきエージェント活用法

エージェントは王道です。
30代40代が最初に手をつけるべきルート。
ただし、知っておきたい現実があります。
40代50代が1社の内定を得るために必要な応募数は、平均で150社。
そのうち書類選考を通過するのは約9%。
9割が書類段階で落ちる、というのが転職市場のリアルです。 (NIKKEIリスキリング)
だからこそ、エージェント登録は「いつかやろう」ではなく「今やる」もの。
動くなら早いほうがいい、という話です。
エージェント登録の3つのメリット
- 無料で登録できる(費用負担なし)
- 求人相場が肌で分かる
- 担当者と話しながら動ける
特に「求人相場」を知ることは大きい。
自分の市場価値が、今どのくらいか——これが見えるだけで、次の一手の精度が上がります。
30代40代の海外転職で、まず登録したいサービス
海外転職は「1社だけ登録」で決まる世界ではありません。
担当者型・スカウト型・LinkedInを並走させることで、選択肢が広がります。
| サービス | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
|
JAC Recruitment
日系大手・海外駐在案件に強い。
公式サイトを見る
30代40代の海外転職で定番のエージェント。 |
海外駐在・日系管理職案件に強い | 30代40代の海外転職経験者 |
|
Samurai Job
ハイクラス・管理職・海外案件に強い。
公式サイトを見る
駐在経験や専門職経験を活かしたい人向け。 |
ハイクラス・管理職・専門職に強い | 年収アップを狙う30代40代 |
|
RGF
日系メーカーやアジア案件が豊富。
公式サイトを見る
初めて海外転職を考える人にも使いやすい。 |
日系メーカー・アジア案件が豊富 | 海外転職初心者 |
|
LinkedIn
外資系や直接スカウト向け。
公式サイトを見る
英語プロフィールを整えるほど反応が変わる。 |
外資・直接スカウト向け | 英語プロフィールを作れる人 |
|
ThaiSCOUT
タイ現地採用に特化。
公式サイトを見る
東南アジア移住を視野に入れる人に人気。 |
タイ現地採用に特化 | タイ移住・現地採用志望 |
重要なのは、「どれが正解か」ではなく、複数ルートを同時に動かすことです。
海外転職は、待つより“接点を増やした人”から決まり始めます。
日系と外資系で、反応の出方が違う
- 日系エージェント(JAC・RGF等)
→ 登録すれば担当者から連絡が来る - 外資系エージェント(Michael Page等)
→ プロフィールがマッチしないと反応なし
30代40代の最初の一歩としては、日系から始めるのが現実的です。

ルート② LinkedIn経由 — 攻めの転職活動

LinkedInは、海外企業の採用担当やヘッドハンターが求職者を直接探す場です。
30代40代にとっては「待ち」より「攻め」の手段。
- プロフィールを英語で書く
→ 日本語だけだと、海外採用担当の検索に引っかからない - 駐在経験・出張経験を職歴に正確に書く
→ 「米国●年」「中国●年」と国と年数を具体的に - 業界キーワードを入れる
→ 自分の専門領域が一言で伝わる単語を選ぶ
筆者自身もLinkedInは活用しています。
ただし、海外転職で本命になったのは別ルートでした。
詳しいプロフィールの書き方は、別記事で扱う予定です。
ルート③ 駐在経験の人脈を海外転職に活かす方法

ここからは筆者の実体験です。
このルートが、結局のところ筆者の海外転職を決めました。
声をかけてくれたのは、駐在時代の取引先だった
声をかけてくれたのは、米国駐在時代の取引先のアメリカ人VPでした。
帰国後も仕事で頻繁に会う関係が続いていた相手です。
ある時、その人物から「アメリカで一緒に働かないか」という話をもらいました。
当時の筆者は、辞めることなど考えていませんでした。
ただ、海外でもう一度働く可能性は、頭の片隅にずっと残っていたんです。
面接中に状況に変化が起きた
話は順調に進みました。
ところが面接が始まってすぐ、米国側企業に業界再編の動きが出てきます。
当初の「アメリカ採用」という枠が消えてしまいました。
「ここで終わるのか」と一度は思いました・・・・・・
しかし勤務地をアジアに変えての提案が出てきます。
「指名」から「コンペ」へ、複数候補の中の一人へ。
LinkedInや人材エージェントを通じて、別の候補も浮上していたんです。
最終的に決まった理由は、後から分かった
採用の判断は、最初に声をかけてくれた相手に一任されていました。
他の幹部とも面識はありましたが、最終決定権はその一人にありました。
長年の取引関係で築いた信頼が、書類では語れない判断材料になった。
これが業界内ネットワークの本質だと思っています。
スキルや経歴は、書類で比較できます。
でも「顔が見える関係」は、書類では伝わりません。
30代40代がすでに持っているこの資産を、もっと意識して使うべきだと思っています。
今日やる3つのこと

ここまで読んでくれた方に、具体的な行動を3つだけ提案します。
Step 1:エージェント2社に登録(7日以内)
スカウト型1社+担当者型1社の組み合わせがおすすめ。
無料で登録できるので、迷うより動いたほうが早いです。

Step 2:LinkedInプロフィールを英語で整える(2週間以内)
完璧を目指さなくていいです。
最低限、駐在経験や出張経験を国と年数で正確に書いてください。
ヘッドハンターの検索に引っかかる確率が、それだけで上がります。
Step 3:過去の海外勤務時代の人脈を10人棚卸しする(1か月以内)
駐在中に一緒に仕事をした人。
出張先で名刺交換した人。
今は連絡が途絶えている人でも構いません。
ノートに名前を10人書き出してください。
そのうち2〜3人に、近況連絡のメールを1通だけ送ってみる。
返事が来るかどうかは、その時の縁次第です。
それでも、動かなければゼロ。
動けばゼロではなくなります。
40代転職には150社応募が必要? スキル・経験より大事なものは……
まとめ | 海外転職は、ひとつのルートでは決まらない

海外転職のルートは3つ。
- 王道のエージェント
- 攻めのLinkedIn
- 本命の業界内ネットワーク
ひとつに賭けるのではなく、3つを並走させるのが30代40代の現実解です。
特に駐在経験のある方は、過去の人脈という強い資産を持っています。
駐在経験は、終わった後も育てられる——これが筆者が一番伝えたいことです。
- エージェント2社に登録(7日以内)
- LinkedInプロフィールを英語化(2週間以内)
- 過去の海外人脈を10人棚卸し(1か月以内)
※本記事は、筆者の35年以上にわたる日本・米国・中国での実務経験をもとに執筆しています。AIツール(ChatGPT・Gemini・Midjourney)も活用し、事実確認と信頼性向上に努めています。AI利用の際はプライバシー保護には注意しましょう。
にほんブログ村
にほんブログ村





