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英語は「話す・聞く」を先に整える。「書く」はAIに任せる
「言葉が通じないかもしれない」「どこに住めばいいか分からない」・・・
ベトナム転職を考えたとき、多くの人がまずこの不安にぶつかります。
私はこれまで、米国・中国など複数の拠点で約13年、海外勤務を経験してきました。
そこで痛感したのは、現地の空気を実際に確かめる「現地現物」の調査が、不安を確信に変える一番の近道だということです。
転職の行動を始める前に、一度はベトナム、特にホーチミン・ハノイへ下見の旅行へ行くことをおすすめします。
鍵になるのは「住環境」から先に決めることです。
この記事を読んでいただきたい人
・ 英語初級でも、ベトナム就労を本気で目指す30代40代
・ ホーチミンの住環境を、数字で冷静に判断したい人
・ 現職のまま、週末下見で転職可否を見極めたい人
この記事でわかること
・ 外回り15分×3〜5件で「通勤・病院・日用品」を実測する下見の型
・ 家賃は手取りの25%で上限固定。「上限→地区→物件」の順に決める理由
・ 英語は「話す・聞く」を先に整え、「書く」はAIで時短する戦略
結論
・ ベトナム就労は「住む→働く」の順で決めると迷いが減る
・ 家賃25%・通勤25分・病院15分の実測ルールで、判断基準を数字に固定する
・ 英語は「話す・聞く」を先に整え、「書く」はAIに任せて時間を作る
Profile
日本・米国・中国の現地企業で働き、海外駐在と現地採用あわせて13年。英語に自信がない30代40代でも、タイ・ベトナム・インドネシアの現地採用を「応募できる形」まで進めるための“準備の順番”を発信しています。好きな言葉は “Always inspired”。
プロフィールを読む
ホーチミンでの生活:“続けやすい”3つの上限を決める
限られた下見の時間を有効に使うには、事前に判断基準を数字で決めておくことが重要です。
基準が曖昧なままだと、現地で良い物件を見ても迷いが生まれます。
この章の結論は、「家賃25%・通勤25分・病院15分を超えたら除外する」という3つのルールです。
家賃=手取り25%に固定する
家賃(管理費・基本ネット込み)は、手取りの25%を上限にします。
日本の不動産業界では「家賃は手取りの25〜30%以内」が一般的な目安とされています。
移住初期は家具・医療・帰国費用が重なりやすいため、この記事では下限に近い25%を採用します。
上限を超える物件は、条件が良く見えても候補から外してください。
語学学習費や貯蓄を守るための線引きです。
ベトナムの外国人居住者の生活費
William Russell
通勤は片道25分を目安にする
勤務先が決まる前は、どこに住むべきか判断しづらいものです。
目安として、多くの外国人がホーチミンの1区・2区・7区に住んでいます。
通勤時間は、公共交通機関(地下鉄・バス・タクシー・バイクタクシー)を使い、朝7〜9時、夕方5〜7時の時間帯にそれぞれ3回ずつ計測し、平均で判断します。
バイク移動が主流のため、天候や交通状況で時間が変わりやすい点には注意してください。
エージェント経由で情報を得ている場合は、候補になりそうなオフィスエリアも事前に確認しておくと、通勤時間の判断がしやすくなります。
ホーチミン市内に物件(参考)
ホーチミンの第2区・参考物件
病院は自宅から15分以内に1件確保する
英語または日本語対応の総合クリニックを、自宅から15分以内に1件確保します。
地図にピンを立て、営業時間と保険のキャッシュレス対応を電話で確認し、実際の所要時間を測ってください。
緊急時に「どこに行けばいいか分からない」という状態を避けるための準備です。
アパート外回り下見の手順(週末×2回で仮決定する)
住む場所は、新しい生活の不安を大きく左右します。
ここでは、無駄なく判断するための手順を紹介します。週末2回の下見で、生活の基盤はある程度固められます。
滞在初日:候補地を15分だけ歩いて確かめる
最初の訪問では、内見よりも「街の空気を確かめること」を優先します。
日本にいる間に、物件サイトとGoogleマップで候補を3〜5件に絞り込みます。
現地に着いたら、候補地の周辺を15分だけ歩いてください。
騒音、匂い、マンホール周辺の冠水跡、夜の明るさ、徒歩圏内の買い物ルート。
スマホの画面だけでは分からない情報が、判断材料になります。
事前に区ごとの治安・物価感・交通アクセスをガイドブックなどで把握しておくと、現地での15分の解像度が上がります。
旅行ガイドですが、現地での下見・移住検討にこそ価値があります。
空港からホテルに着く前に1冊持っておくと、初日からの動きがまったく変わります。
滞在初日の夜:動画30秒+3行メモで記録する
記憶が鮮明なうちに、各候補地の様子をスマホで30秒だけ撮影します。
長すぎる撮影は、後で見返したときに要点がぼやけるので避けてください。
撮影後の3行メモ:
- 音/匂い:
音・匂い:バイクの音がうるさい、料理の匂いがした
- 動線:
動線:スーパーが近い、駅までは意外と遠い
- 気持ち:
気持ち:ワクワクする、迷う、厳しいと感じた
翌朝、感情に流されず候補地を比較するための記録です。
滞在二日目:通勤と病院を再確認する
初日で絞り込んだ上位2〜3件を再訪し、朝夕のピーク時に通勤ルートを実測し、病院までの所要時間も確認します。
通勤25分・病院15分という基準を超える物件は、どれだけ魅力的でも候補から外す判断が必要です。
会社が決まっていない段階では、あくまで目安として扱ってください。
このタイミングで現地の転職エージェントと情報交換をしておくと、実際に現地入りして調査しているという事実そのものが、転職への本気度を伝える材料になります。
【保存版】ベトナム・ホーチミン市内の日本語対応・日系病院まとめ:
とてもわかりやすくまとめてあります。
生活圏の事前調査(住環境→通勤→面接準備)
現地での生活が見えないと、転職活動そのものが漠然としたものに感じられます。
住環境という身近な部分から、具体的な準備を進めます。
病院チェック表を埋める
候補アパート周辺の病院を3件ほど選び、次の項目を確認します。
病院チェックリスト:
- 英語受付の有無
- 夜間対応
- 保険のキャッシュレス対応
- アパートからの所要時間
生活をしはじめると病院問題は不安要素となります。必ず事前に調べた方が良いでしょう。
【補足】海外での医療保険について
海外の医療保険について補足すると、海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の多くは実費精算(一旦自分で立て替える)です。
現地企業に入社すれば、企業側が医療保険を斡旋・サポートしてくれることが一般的なので、渡航初期は立て替えも視野に入れておくと安心です。
通勤時間は晴れの日と雨の日、両方測る
「片道25分」というルールを守るためには、朝夕それぞれ3回ずつ、実際に通勤ルートを計測します。
晴れの日と雨の日を1回ずつ測ると、より現実的な所要時間が分かります。
バイク移動が主流のベトナムでは、天候によって時間が大きく変わるためです。
参考までに、日本人駐在員が多いエリアとして「レタントン通り」があり、最寄りの地下鉄駅はバソン駅(Ba Son Station)です。全て地下鉄で通勤できれば、時間の予測がしやすくなります。
内見は昼と夜、2回に分けて見る
初回の下見で内見までする必要はありません。
まずは街を歩いて「住みたいと思えるか」を確かめることを優先してください。
赴任が決まった、あるいは2回目の下見で本腰を入れる段階になったら、同じ物件を昼と夜の2回見ることをおすすめします。
- 昼の内見:
採光、窓の方角、近隣道路の水はけ(マンホール周辺のひび割れは、雨季の冠水跡の可能性があります)
- 夜の内見:
交通量や人通り、周囲の店の騒音レベルをチェックします
ベトナム生活は英語とAIで加速する
「英語が苦手だから海外生活は無理かもしれない」と感じている人もいると思います。
ですが、完璧な英語力より先に必要なのは、行動を起こすことです。
ここでAIが助けになります。
英語は「話す・聞く」を先に整える
完璧な文法や発音は後回しで構いません。
まず大切なのは、自分の気持ちを伝える力です。
面接で必ず聞かれる「なぜベトナムに?」「なぜ御社を?」という質問への回答を、1分間で話せる分量の台本にしておきます。
毎日音読し、慣れてきたらAIに発音や抑揚をチェックしてもらう、という流れが実用的です。
この台本は面接だけでなく、日常の挨拶や自己紹介にも応用できます。
「書く」作業はAIに任せる
英文履歴書や職務経歴書の作成、頻繁なメールのやり取りは、海外転職では避けて通れません。
これらの作業は、AIに任せることで負担を減らせます。
日本語で経歴や伝えたい内容をメモし、「採用担当者に響く英語の履歴書にして」とAIに依頼する、という手順です。
一度で終わらせず、何度かやり取りしながら仕上げるのがコツです。
浮いた時間を、面接の準備や現地でのコミュニケーションに使ってください。
転職エージェントを活用する
下見の前にエージェントと話しておけば、現地企業やエリア、条件といった基本情報を事前に把握できます。
すでに現地を訪問しているなら、その場で感じた熱意を直接エージェントに伝えるのも一つの方法です。
複数のアジア特化型エージェントに登録しておくと、非公開求人や採用市場の動向、ビザ情報など、個人では得にくい情報が手に入ります。
ただし、1社の情報を鵜呑みにせず、複数社を比較する視点は持っておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家賃25%は厳しすぎませんか?
Answer:
- 日本国内の目安(25〜30%)の中でも下限寄りですが、移住初期は家具・医療・帰国費用が重なりやすいための設定です。慣れてきた段階で見直すのは問題ありません。
Q2. 内定前に下見に行く意味はありますか?
Answer:
- あります。住環境を先に確認しておくことで、内定後の判断が早くなります。また、現地入りしている事実自体が、エージェントや企業に対して本気度を伝える材料にもなります。
Q3. 英語がほとんど話せなくても大丈夫ですか
Answer:
- 「書く」作業はAIに任せられます。優先すべきは「話す・聞く」の最低限の準備で、完璧な文法は後回しで構いません。また、日本語通訳が職場に在籍している業務の場合、あなたの不安は一掃されるでしょう。
まとめ|外回り15分調査×家賃25%で”働ける暮らし”を設計する
「言葉が通じないかもしれない」「どこに住めばいいのか」という漠然とした不安は、具体的な行動計画があれば確信に変わります。
家賃25%・通勤25分・病院15分という3つのルールで生活の基盤を固め、週末2回の下見で現地の空気を確かめ、英語とAIを組み合わせて準備を進める。
この順番を守るだけで、住環境という一番不安な部分から、着実に前へ進めます。
今日から動ける3つのこと
- 家賃25%・通勤25分・病院15分の3つの数字をメモしておく
- 物件サイトとGoogleマップで、候補地を3〜5件に絞り込む
- 面接でよく聞かれる質問への回答を、1分間の台本にしておく
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英語が苦手でもアジア転職を進めるための「7ステージ転職ロードマップ」をPDFにまとめました。
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