ベトナム就労の道筋:居住地調査は”外回りの下見と家賃25%で決める”

英語は「話す・聞く」を先に整える。「書く」はAIで新しい暮らしを楽しむ
- 30代40代で英語初級でも海外で働いてみたい人
- ホーチミンの住環境と費用感を数字で判断したい人
- 現職のまま週末下見で転職可否を決めたい人
- 下見は住環境から/家賃=手取り25%で固定
- 外回り15分×3〜5件→通勤25分・病院15分を実測→帰国後に面接準備
- 英語は話す・聞くを先に整え、“書く”はAIで時短ライフ
本記事のテーマは「ベトナム就労を、外回り下見と家賃25%の上限で決める方法」です。

「今の生活を変えたい。でも、海外で暮らすなんて無理だろうか…」もしあなたが、そんな漠然とした不安を抱えているなら、このブログはきっと、あなたのためのものです。
私はこれまで、米国や中国など5つの拠点で約15年にわたり海外勤務を経験してきました。
そこで痛感したのは、現地の空気を肌で感じる「現地現物」の調査こそが、不安を確信に変える唯一無二の手段だということです。
だからこそ、私は断言します。転職を決める前に、一度はベトナムへ下見旅行をしてください。
この旅を成功させる鍵は、「住環境」から未来の地図を描くこと。
例えば、家賃は手取りの25%に抑え、通勤は片道25分、病院は15分以内。
これらの数値は、あなたの海外生活を「無理なく、楽しむ」ための大切なルールです。
これらのルールを武器に、事前にネットで調査し、現地ではわずか15分の外回りだけで「住めるか」を判断します。
そして、その確信を持って日本へ戻り、転職エージェントとの本気の面接への段取り開始に挑むのです。
ホーチミンでは、2024年末にメトロ1号線が開業し、より快適な生活が送れるようになりました。
この成長著しい街で、あなたの人生を再起動させませんか?
今夜、たった15分からで構いません。あなたの未来を、あなたの手で描き始めましょう。
ホーチミンでの生活、
“続けやすい”3つの上限を決める

目的は限られた調査時間を有効に使うため、事前に判断の基準を数字で固定して、迷いを減らす事です。
あなた自身の気持ちのポジショニングが既に決まっていなくてはなりません。
自分が移住に積極的であるのか?この国、この街が好きな環境であるか、あなたの気持ちが全て判断してくれます。
この章の結論として、『家賃25%/通勤25分/病院15分を“超えたら除外”にする。』を前提に提案します。
家賃=手取り25%に固定する

あなたは家賃(管理費+基本ネット込み)を手取りの25%に固定しましょう。
国際的な基準では「家賃が手取り収入の30%以内」が住宅の適正な負担割合とされています。
移住初期は家具・医療・帰国費用が重なりがちです。
ここを固定すると、語学学習費と貯蓄が守れます。
上限を超える物件は、良く見えても候補から外しましょう。
これは、無理なく続けられる自分を守るための、大切なルールです。
通勤=片道25分(朝7–9/夕5–7の平均移動時間で決定)

勤務先が決まっていないからどこに住んだら良いかわかりませんよね?
それでも多くの外国人は1区、2区、7区に住んでいます。
目安にしてみては?


あなたは通勤時間を片道25分に制限しましょう。
実際に公共交通機関(地下鉄・バス・タクシー・バイクタクシーなど)を利用し計測は朝7–9時/夕5–7時に各3回は試みましょう。
朝夕は特に渋滞がひどいので、移動時間もばらつきが出ますので平均移動時間で判断します。
きっと外国人のあなたはタクシーやメトロが便利でしょうが、実情としてバイクが主流、雨季は特に遅延しやすいです。
既に東南アジア系の転職エージェントを介して情報を入手しているならば、候補になりそうなオフィスエリアも事前に調査しておくべきです。
企業によっては郊外にオフィスがある場合、条件によっては現地採用の方でも駐在員同様にドライバーがつく場合もあります。
いずれにせよ、無理のない通勤時間なら、心にゆとりが生まれ、新しい発見を楽しめます。
病院=英語受付+自宅から15分以内を1件確保する

あなたは英語または日本語受付のある総合クリニックを自宅から15分以内に1件確保しましょう。
地図にピン→営業時間と保険キャッシュレスを電話確認→所要時間を実測。
万が一の時に「どこに行けばいいか分からない」という不安は、想像以上に大きなストレスになります。
安心できる場所を一つ見つけるだけで、仕事の集中力がぐっと上がります。
アパート外回り下見の手順
(週末×2回で仮決定する)

新しい街での暮らしは、希望と同時に不安も伴います。
「住む場所」は、その不安を大きく左右する要素です。
この章では、あなたが最短で最適な家を見つけられるよう、私自身も海外で試行錯誤して見出した「無駄をなくし、確信を得るための手順」をお伝えします。
週末たった2回、この手順に沿って動けば、あなたの新しい暮らしの基盤は、きっと揺るぎないものになります。
滞在初日:スマホ片手に、五感で街の「空気」を感じる

最初の現地訪問は、物件の内見よりも、まず「街の空気を感じること」を最優先にしましょう。
あなたは日本の自宅で、物件サイトとGoogleマップを使って候補を3〜5件に絞り込みます。
そして現地に降り立ったら、その候補地周辺を、たった15分だけ歩いてみてください。
騒音や排気ガスの匂い、マンホールに残る冠水跡、夜の明るさ、そして徒歩圏内にある買い物ルート……。
スマホの画面では見えない、五感でしか感じられないリアルな情報こそが、住めるかどうかの確信につながります。
この15分間で、きっと新しい発見と期待に胸を膨らませるはずです。
滞在初日の夜:動画30秒+3行メモで即「住めるか」を判断する

ホテルに戻ったら、記憶が鮮明なうちに、その日の「感情」と「事実」を記録しましょう。
スマホの動画で、各候補地の雰囲気を30秒だけ撮ります。
もし気になる場合は30秒の長さで2箇所、3箇所と撮影しましょう。
一度に長尺(1分以上)で撮影してもポイントが定まらず判断を鈍らせます。
そして最後に、たった3行のメモを残してください。
- 音/匂い:
バイクの音がうるさい、料理のいい匂いがした - 動線:
スーパーが近くて便利、駅まで意外と遠い - 気持ち:
ワクワクする、迷う、ちょっと厳しい
翌朝の自分が、感情に流されずに客観的に比較できるようにするためです。
このひと手間が、「後悔しない決断」への一番の近道になります。
滞在二日目:病院と通勤ルートを再確認し、面接の「確信」を得る

初日で候補を絞り込んだら、二日目は「具体性」を詰める時間にしましょう。
あなたは、絞り込んだ上位2〜3件を再訪し、朝夕のピーク時に通勤ルートを実際にタクシーや徒歩で確認、病院までの所要時間も改めて確認します。
このとき、「通勤25分」「病院15分」というあなたが決めた上限を超えたら、どんなに魅力的な物件でも候補から外す勇気が必要です。
会社も決まっていないので、これはあくまでもあくまでも目安の時間です。
逆に言えば、病院から逆算して15分圏内で新居を探す方が効率的です。
そして、このタイミングで、現地の転職エージェントとの情報交換を行うことも良いでしょう。
面談の意思があれば、その場でメールを送ってもいいでしょう。
あなたが実際にホーチミンまで来て調査をしていることは、「この人はすでにベトナムでの生活を具体的に想像している」という強い印象を与え、あなたの転職への本気度を伝えます。
住環境という生活の基盤を固めた今、あなたは自信を持って、次のステップへと進めるのです。
海外で暮らすなら、最初に病院の場所を把握することが、あなたの命綱になります。
特に持病がある場合、日本語スタッフが在籍する専門医療機関が生活圏内にあるかどうかは、安心感に大きく関わります。
住まいを探す前に、必ず病院の所在地も確認しておきましょう。
生活圏の事前調査はこれで決まり
(住環境→通勤→面接準備)

海外での転職は、不安でいっぱいですよね。
特に、現地での生活が見えないと、転職活動そのものがおぼろげに感じられてしまいます。
だからこそ、まず「住環境」という一番身近な部分から、未来の地図を具体的に描くことが大切です。
この章では、あなたが迷うことなくスムーズに、新生活の基盤を築くための「行動の順番」をお伝えします。
この順番を守るだけで、転職の成功率がぐっと上がり、面接でも自信を持って話せるようになります。
病院チェック表を埋める(英語受付/夜間/保険/所要)

海外で暮らすなら、まず病院の場所を把握することが、あなたの命綱になります。
特に持病がある場合は、専門の医療機関が生活圏内にあるかどうかは、安心感に大きく関わります。
あなたが候補として選んだアパート周辺の病院を3件ほどピックアップし、以下のポイントでチェックしてみましょう。
- 英語受付の有無
- 夜間対応
- 保険のキャッシュレス対応
- アパートからの所要時間
このチェックリストの空欄は、そのまま生活の穴になりやすい部分です。
【補足】海外での医療保険について
海外旅行保険やクレジットカードの付帯保険は、多くの場合「実費精算」となります。
つまり、一旦自分で医療費を立て替える必要があります。
しかし、現地の企業に入社すれば、企業側が医療保険を斡旋またはサポートしてくれることが一般的です。
そのため、渡航初期の医療費は立て替えも視野に入れつつ、状況に応じて柔軟に対応するのが賢明です。
この知識を持っておくだけで、いざという時の不安が大きく減るでしょう。
通勤は朝夕で3回ずつ移動時間を測定、平均時間で判断する

通勤時間は、あなたの毎日の生活の質を大きく左右します。
「片道25分」というあなたのルールを守るためにも、ここは徹底的に現実を確認しましょう。
朝の出勤時間(7時〜9時)と夕方の退勤時間(5時〜7時)に、それぞれ3回ずつ、実際に通勤ルートを計測します。
晴れの日と雨の日、どちらも一度ずつ測ってみると、より現実的な所要時間がわかります。
バイク移動が主流のベトナムでは、天候や交通状況で時間が大きく変わるからです。
この手間をかけることで、あなたは「この街なら無理なく働ける」という確信を得ることができます。
交通渋滞を考慮すると25分を目安にしないとストレスが溜まると思います。
全て地下鉄で会社と自宅を往復ができれば時間の予測ができて最適ですね!
お勧めはリトルトーキョー的な存在「レタントン通り」、
地下鉄の最寄り駅は、バソン駅(Ba Son Station)です

内見は“昼の採光・夜の騒音・冠水跡”を分けて見る

初めてのホーチミン調査旅行では、内見までする必要はありません。
まずは街を歩き、あなたの五感で「ここに住みたい」という感覚を得ることが最も大切です。
しかし、もし赴任が決まったり、2回目の調査旅行で本腰を入れて家を探すことになったら、このポイントをぜひ思い出してください。
内見は、単に部屋の中を見るだけでなく、「その街の現実」を知る貴重な時間です。
同じ物件を、昼と夜の2回見に行くことを強くお勧めします。
- 昼の内見:
採光や窓の方角、そして近所の道路の水はけ(マンホール跡)を確認します。マンホール周りに”ひび割れ跡”が多い地区は、雨季に下水が溢れたりしたトラブルが起きた跡だと思って良いでしょう - 夜の内見:
交通量や人通り、周囲の店の騒音レベルをチェックします
ベトナム生活は英語とAIで加速する

あなたは「英語が苦手だから、海外生活は無理かもしれない」と諦めていませんか?
しかし、ベトナムでの暮らしは、完璧な英語力よりも「勇気を持って一歩踏み出すこと」が何より大切です。
そして今、その一歩を強力にサポートしてくれるのがAIという最高の相棒です。
例えば、不動産屋さんとのやりとりも、AIがあれば翻訳もスムーズに進みます。
「この物件についてもう少し詳しく聞きたいのですが、英語とベトナム語でどう表現すればいいですか?」
「近所のスーパーまで、ベトナム語でどう尋ねれば伝わりますか?」AIにそう尋ねるだけで、あなたの疑問はすぐに解決します。
ベトナムの活気あふれる街で、英語とちょっとしたベトナム語を使って、新しい発見を楽しむあなたの姿を想像してみてください。
それはきっと、あなたの人生を豊かにする、最高の思い出になるはずです。
この章では、AIを味方につけて、生活とキャリアの両方で自信を持つ方法をお伝えします。
英語は“話す・聞く”を先に整え、楽しむための「台本」をつくる

完璧な文法や発音は、ひとまず忘れて大丈夫です。
ベトナムでの生活で本当に大切なのは、「自分の気持ちを伝える力」。
そのために、あなただけの「楽しむための台本」をつくりましょう。
たとえば、面接で必ず聞かれる「なぜベトナムに?」「なぜ御社を?」という質問に答える台本を、それぞれ1分間で話せる分量で用意します。
これを毎日音読し、慣れてきたらAIに発音や抑揚をチェックしてもらいましょう。
この台本は、面接だけでなく、日々の暮らしにも役立ちます。
シンプルな挨拶や自己紹介を繰り返すうちに、あなたの言葉はどんどん上達し、新しい出会いが生まれるでしょう。
- 完璧な英語は不要。通じる英語で十分
- 「楽しむための台本」を作り、日常でアウトプットする
- AIを相棒にすれば、発音チェックも一人でできる
履歴書やメールはAIに任せて、コミュニケーションに集中する

海外での転職活動では、英文履歴書や職務経歴書の作成、そして頻繁なメールのやりとりが避けられません。
「どう書けば伝わるか」と悩むだけで、時間とエネルギーを大きく消耗してしまいます。
そこで、これらの「書く」作業はすべてAIに任せてしまいましょう。
あなたは日本語で、経歴や伝えたいことをメモするだけでOK。
あとはAIに、「この内容を、採用担当者に響くプロフェッショナルな英語の履歴書にして」と頼むだけです。(AIとのコミュニケーションも一方通行ではなく、何度もチャットしながら決めましょう!)
たとえば、「日本の製造業での管理職経験10年」と入力すれば、AIが最適な表現に変換してくれます。
ビジネスメールも同様です。
あなた自身の一次情報を日本語で伝えれば、AIが一瞬で丁寧な英語に整えてくれます。
AIの力を借りることで、あなたはより重要な「面接で話すこと」や「現地の人とのコミュニケーション」に集中できます。
ベトナムの街で、新しい人たちとの出会いや会話を心から楽しむために、AIを賢く活用しましょう。
- 「書く」作業はAIに任せ、時間とエネルギーを節約する
- AIはあなたの優秀な秘書として、完璧な英文を作成してくれる
- あなたはコミュニケーションに集中し、ベトナムでの出会いを満喫する

専門性の高い転職エージェントを賢く活用する

ベトナムへの調査旅行を始める前に転職エージェントと話しているなら、現地の企業やエリア、仕事の条件といった基本情報はすでに把握済みでしょう。
もしあなたが今、現地を訪問中なら、その場で感じた熱意を直接エージェントに伝えてみませんか?
あなたの情熱はきっと、エージェントを動かす力になるはずです。
- 特化型エージェントを探す:
アジア転職に特化したエージェントや、希望する業界に強いエージェントに複数登録しましょう。彼らは非公開求人や現地の採用市場のトレンド、ビザ情報など、個人では得にくい「生の情報」を持っています。ただし、全てを鵜呑みにせず、複数のエージェントから情報を得ることで客観性を保ちます。
おすすめの特化型エージェントは2社です。
①ベトスカウトの登場により、日越の即戦力人材(日本人&ベトナム人)に直接スカウト&採用することができるようになりました。

②「べとわーく」はベトナムで創業15年の転職エージェント「HRnavi Joint Stock Company」が運営している、ベトナムをメインにタイやその他東南アジア諸国の転職に特化した転職サービスです。

まとめ:外回り15分調査×家賃25%で“働ける暮らし”を設計する

これまで見てきたように、ベトナムでの新しい暮らしは、決して遠い夢ではありません。
「言葉が通じないかも」「どこに住めばいいのか」といった漠然とした不安も、具体的な行動計画があれば、確信へと変わります。
- 「家賃25%」「通勤25分」「病院15分」という3つのルールで、無理なく続けられる生活の基盤を築く
- 「週末×2回の下見」という現実的なステップで、ベトナムという街のエネルギーを五感で感じる
- 「AIを相棒」にすることで、英語・ベトナム語への不安を解消し、コミュニケーションを心から楽しむ
この手順をたどれば、あなたは成長している国、ベトナムで、共に進化の道を築くことができると知るでしょう。
さあ、今夜から、新しい冒険を始めましょう。
あなたの人生に、再び熱狂の渦が生まれることを願って!
※本記事は、筆者の35年以上にわたる日本・米国・中国での実務経験をもとに執筆しています。AIツール(ChatGPT・Gemini・Midjourney)も活用し、事実確認と信頼性向上に努めています。AI利用の際はプライバシー保護には注意しましょう。
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