アジア転職の準備と行動

【基礎編】英語力より先に整える3つ|30代40代のアジア転職「心構え・自己分析・情報収集」

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「無理ゲー」をやめ、今日から準備を始める

この記事を読んでいただきたい人
  1. 「英語力ゼロ」を理由にアジア転職を諦めかけている30代40代の方。
  2. 「自分らしい働き方」を求め、海外でのキャリアに興味があるが、何から始めるべきか迷っている方。
  3. 日本での閉塞感を打ち破り、自信を持ってアジア転職の第一歩を踏み出したいと願う方。
10秒要点チェック
  1. 心構え:完璧より実行。想定外を前提に動く。
  2. 自己分析:Will/Can/Must と「譲れない/妥協可」を言語化。
  3. 情報収集:一次情報→現場温度差→次の行動、の順で迷いを断つ。
    ※英語は話す・聞くを優先し、書くはAIで短縮。

「アジア転職なんて、英語力がない自分には無理だ」と諦めていませんか。

記事を書いた人
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けれど、その閉塞感は“変わるサイン”です。

最初に整えるべきは英語そのものではありません。

心構え(マインドセット)/自己分析/情報収集の3つを先に固めれば、英語は「話す・聞く」の実戦力を優先的に鍛え、「書く」はAIで補強できます。

この記事では、完璧主義を手放す考え方、迷いを消す自己分析の型、今日からできる情報収集の手順を、具体例と小さな行動に落として解説します。

読み終えたら、きっと最初の一歩が“行動”に置き換わるはずです。

海外転職経験者・ニオ
海外転職経験者・ニオ
グローバルキャリアアドバイザー
Profile
日本・米国・中国の現地企業でコンセプター・デザイナーとして活動。海外駐在と現地採用を合わせて15年の海外在住の経験を活かし、特に初めて海外進出を目指す30代40代を応援するためにブログを開設しました。 現在はキャリアデザイン研究家として活動しながら、東南アジアへの移住準備中。好きな言葉は”Always inspired”。
プロフィールを読む

「無理ゲー」ではない。
最初の一歩は【英語力】よりも“土台づくり”

前回の準備編で、閉塞感から一歩踏み出す視点を得たと思います。

ここからは英語力より先に「土台」を整える段階です。

土台が固まれば、面接や実務で必要な英語は話す・聞くに集中し、書類やメール作成などの「書く作業」はAIで補強できます。

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あなたの『英語ゼロ』は本当にハンデなのか?

結論から言うと、致命的なハンデではありません

理由は次の三つです。

アジアで英語力以上に評価される3つの要素:
  1. 日本語×商習慣理解の需要:
    日系や日本市場と接点のある企業では、日本語での調整力・文書読解・品質基準の理解が価値になります。英語が拙くても戦える役割は多く存在します。


    例:日本顧客対応、品質管理の帳票確認、議事要点の日本語まとめ(英文化はAIで補助)。
  2. 非英語圏の実務は“適応力”が決め手:
    タイ語・ベトナム語などが主言語の現場では、非言語の合意形成・観察力・段取り力が成果を左右します。短い英語と図表・写真・テンプレで十分回る場面も少なくありません。

  3. 英語は“使う場”で伸びる:
    完璧を目指すより、実践の場に入る方が速い。書類作成は要点→AI英文化→人の推敲で時短し、会議は聞く・要約・確認質問の基本技で十分に価値を出せます。
メモ

「英語(外国語)だったから無理だ」と感じた場面を三つ書き出し、短い言い回し+図解で代替する案、AIに任せる“書く作業”(要点→英文化→推敲)の流れを並べてみましょう。

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アジア転職成功者に共通する4つのマインドセット

異文化で結果を出す人ほど、考え方の型が安定しています。

転職成功者に共通する4つのマインドセット:
  1. 完璧主義を手放し、柔軟性を最優先:
    80%で着手し、走りながら修正する。想定外は想定内と捉える。

  2. 失敗=学習サイクル:
    事実→原因→次の打ち手、を即時に言語化。同じ失敗を二度しない

  3. “違い”を楽しむ姿勢:
    標準や常識は相対的。先に相手の前提(目的・期限・判断軸)を確認する。

  4. 自分で掴みに行く主体性:
    指示待ちをやめ、情報を取りに行く/提案するを日々の習慣に。

これらのマインドセットは、一朝一夕に身につくものではありませんが、意識して実践することで確実に変化を起こせます。

あなたの「英語ゼロ」という状況は、このマインドセットを育む絶好の機会だと前向きに捉えましょう。

メモ
  1. 今日の「想定外」を一つメモ → 明日の改善アクションを一つ決める。
  2. 面談や会議の前に確認すべき前提(目的・期限・判断軸)を三つ書く。

【最初の一歩】不安を自信に変える
「自己分析と情報収集」

土台づくりの核は、自己分析情報収集です。

ここを誤ると、入社後のミスマッチにつながります。

実は超重要!「自分らしい働き方」を見つける自己分析

Will/Can/Mustの三層で迷いを減らします。

「本当にやりたいこと」と「得意なこと」を明確にする
  1. 本当にやりたいこと(Will):
    どの瞬間に「楽しい」「価値を出せる」と感じるか。どの文化・組織なら続けられるか。


    例:「社外との折衝が好き」「小さな改善を積み上げる文化で力を出せる」
  2. 得意なこと(Can):
    自然にできること、評価されたこと、再現しやすい強み。

    例:現場調整/品質改善/要点の言語化/日程設計

  3. 譲れない条件(Must):
    年収レンジ・勤務地・働き方・医療・教育・コミュニティなど。

あわせて「譲れない/できれば/妥協可」に区分し、求人選定の排除条件を先に決めておくと、判断が速くなります。

メモ

面接直結の“Why Asia/Why this company”:

  1. なぜアジアか:成長機会/文化適応性/自分の職能が活きる余地。
  2. なぜこの会社・職種か:相手の課題と自分の強みの一致点を一文で言い切る

テンプレ文例(骨子→AIで英文化→人の推敲):

  • 「私の強みは〇〇(Can)で、△△の経験により□□の課題に貢献できます。将来的には××を実現したい(Will)。勤務地・働き方は◇◇を希望します(Must)。」

今からできる!情報収集の始め方と落とし穴

SNSには数多くの経験談、フェイク情報が溢れています。

私たちが最初にするべき調査、それは’公的な一次情報で国の前提を押さえ、求人票と体験談の“温度差”を確かめましょう。

期限を決めて仮決め→行動へ。ネガ情報偏重や成功談の鵜呑みは避けてください。

情報収集の「始め方」、三つのステップ
  1. 一次情報で国の前提を掴む:
    公的機関(例:経済動向・治安・労働・在留者数)で経済・治安・生活の基本線を確認。
  2. 求人票と現場の“温度差”を比べる:
    求人要件(年収・勤務地・言語)と、現場の体験談・SNSの声を並べ、極端な情報は割り引いて読む。

  3. 自分の条件に当てはめて“次の行動”を決める
    応募/面談依頼/情報交換(OB・OG等)の具体アクションを週単位で設定。
専門性の高い転職エージェントを賢く活用する:
  1. 比較観点:
    国・業界の強み/紹介実績/選考フィードバックの質。
  2. 面談前の共有:
    Will/Can/Must と譲れない・妥協可。希望論ではなく課題解決の会話にする。

  3. 依存し過ぎない:
    複数社を併用し、自分で求人票を読む力を養う。

情報収集の「落とし穴」:これだけは避ける

***

信頼できる公的機関の情報を優先する
  1. JETRO(日本貿易振興機構):
    先述の通り、アジア各国の日系企業の動向、産業情報、投資環境など、日本人にとって最も信頼できる情報源の一つです。特に「海外進出日系企業実態調査」は必読です。 (JETRO公式レポートより

  2. 外務省の海外安全情報・在留邦人数調査:
    渡航先の治安状況や、実際に住んでいる日本人の数など、生活環境を知る上で不可欠な情報です。 (外務省公式レポートより
  3. 各国政府観光局や統計局のウェブサイト:
    基本的な国のデータや観光情報、現地の文化を垣間見るのに役立ちます。
専門性の高い転職エージェントを賢く活用する
  1. 特化型エージェントを探す:
    アジア転職に特化したエージェントや、希望する業界に強いエージェントに複数登録しましょう。彼らは非公開求人や現地の採用市場のトレンド、ビザ情報など、個人では得にくい「生の情報」を持っています。ただし、全てを鵜呑みにせず、複数のエージェントから情報を得ることで客観性を保ちます。


    おすすめの特化型エージェントは3社です。

①タイスカウトは、「タイで働きたい日本人」や「在タイ日系企業や日本で働きたい即戦力タイ人」を 採用したい企業様を対象とした、求人掲載&スカウト採用支援サービスです。

タイ(バンコク)転職の出会いが広がるスカウト求人サイト

②ベトスカウトの登場により、日越の即戦力人材(日本人&ベトナム人)に直接スカウト&採用することができるようになりました。

ベトナムで働く、転職・就職ならベトスカウト

③「べとわーく」はベトナムで創業15年の転職エージェント「HRnavi Joint Stock Company」が運営している、ベトナムをメインにタイやその他東南アジア諸国の転職に特化した転職サービスです。

べとわーく|ベトナムに特化した転職エージェント
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まとめ:
最初の一歩を踏み出せば、未来は動き出す!

「英語ゼロだから無理」は思い込みです。

心構え・自己分析・情報収集の三つを先に整えれば、英語は話す・聞くを集中強化し、書くはAIで補えます。

完璧を求めず、今日の小さな一歩から始めましょう。

次は実践編(書類・面接)で、受かる型を具体化します。

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行動が夢を現実に変える!
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※本記事は、筆者の35年以上にわたる日本・米国・中国での実務経験をもとに執筆しています。AIツール(ChatGPT・Gemini・Midjourney)も活用し、事実確認と信頼性向上に努めています。AI利用の際はプライバシー保護には注意しましょう。

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